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音声感情解析

ペルーの金融機関での音声感情解析を使った不正防止

2025.04.04

海外活用事例

海外事例 《金融機関での音声感情解析を使ったローン審査事例》

南米ペルーの金融機関で音声感情解析テクノロジーを用いて、ローンの申し込みや保険金請求を審査して、不正な融資や請求を受けようとする事象を防ぐ事業が始まっています。

ペルーの銀行協会(ASBANC (Association of Banks of Peru))では銀行のセキュリティー業務を改善するためのソリューションを会員の銀行に紹介するイベントを行ったそうです。ペルーの銀行協会のご担当の方は世界中を訪ねてさまざまな分野のソリューションを探し歩きました。その中の一つである詐欺の検出と防止の為の音声解析分野ではNemesysco社がベストであると選ばれました。

 

日本では、メッセージアプリというとLINEですが、世界を見渡すと最も広く使われているメッセージアプリはWhatsAppで、これを使って詐欺検出と予防を行うアプリを開発しました。

 

銀行や保険会社のお客様が、金融機関のコールセンターやホームページのウエッブサイトなど何らかの手段を通じてローンの申し込みや保険金の支払い請求をすると、その要求を受け付けた金融機関は自動的に内部処理したのち、やはり自動的にWhatsAppを通じて、そのお客様にいくつかの質問を送ります。これに対する回答をやはりWhatsAppを通じてお客様から頂きますが、声で回答をいただき審査項目の一つとするソリューションです。

このお客様から頂いた回答の音声ファイルは音声感情解析テクノロジーにより解析され、ほんの数秒で質問を出した金融機関に送られます。

このソリューションでは、お客様がローンの申し込みや保険金の受取請求をする手段(メールやチャット、問い合わせ電話、郵便、等)は何でも良いのですが金融機関がWhatsAppを通じて、そのお客様にいくつかの質問を送り、お客様の音声データを入手して解析するところが画期的で世界中でもペルーが最初とのことで、これから他の国に導入予定とのことです。


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