Insight Navi

音声感情解析

市や町などの自治体を運営するのは企業経営とは異なる視点が必要です。

2025.04.04

海外活用事例

海外事例 《南米スマートシティでの活用事例》

住民感情を調査するのは本当に難しく、個人情報保護法に抵触する恐れがありなかなか良い方法がありません。しかし、南米のあるスマートシティでは、音声感情解析を用いて住民感情を把握する実証実験を行っている実績をご紹介します。

 

犯罪対策:

南米のある都市で、500人に簡単なインタビューを行い、その回答をLVAテクノロジーで分析して、回答者に犯罪傾向があるかどうかを調べました。対話型音声応答装置(IVR Interactive Voice Response)を使ったとのことで、コンピュータが自動的に質問を回答者に投げかけ、その答えの音声を分析してその中に含まれる感情要素(ストレス、怒り、喜び、不安、等)を検出するものです。このシステムは25人が犯罪活動に関わったことがあり、30%が仕事上で不適切な行為をしたことがあったと割り出しました。

 

住民の感情的健全性のモニター:

「音声感情解析技術は、個人の感情状態や心理的な健康状態を評価するためにも利用できます。音声パターンを分析することで、その人の感情的苦痛や不安、その他のメンタルヘルス関連の問題の兆候を検出できます。ウェルビーイングをモニタリングすることは、医療提供者や自治体当局にとって、必要な人々にサポートやリソースを提供する上で貴重なものとります。」とNemesysco社は説明しています。


テーマ